面接や試験が、もうすぐ始まります。
これから埼玉校、神奈川校、そして東京校と、いよいよ本番を迎えるご家庭が増えてきます。
この時期になると、「どこまでペーパーをやればいいのか」「行動観察は大丈夫だろうか」と不安になられる方も多いと思います。
長年、小学校受験に携わってきて感じるのは、学校によって求めている力がかなり違うということです。
私自身の分析では、ペーパーの難易度が最も高いと感じるのは、埼玉校です。
特に開智は、これまで解いたことのないような問題に対して、例題やその場での説明を聞き、「どう考えれば解けるのか」を理解して初見の問題に対応する力が求められます。
これは、単純に過去問を繰り返して「解き方を覚える」だけでは身につきません。
一方、神奈川校は、ペーパーの難易度だけを見ると、それほど高くない学校も多いように感じます。
※精華・洗足などは別ですが。
その分、私が重要だと感じているのが行動観察です。
お友達とどのように関わるのか。
意見が合わないときにどうするのか。
先生の指示を聞きながら、自分で考えて行動できるのか。
こうした、集団の中での子どもの「やり取り」を非常に大切に見ている学校が多い印象です。
そして東京校は、さらに総合力が求められます。
ペーパーができるだけでも難しい。
行動観察が良いだけでも難しい。
「できる・できない」だけではなく、学習面と行動面、その両方のバランスが必要になります。
ただ、東京校には非常に多くの学校があります。
だからこそ、東京校を受験されるご家庭には、ぜひ「難易度」だけで学校を選ばないでいただきたいと思っています。
大切なのは、ご家庭が大切にしてきた教育観と学校の教育方針が合っているか。そして、その学校がお子さま自身に合っているか。
同じ小学校受験でも、学校によって大切にしていることは異なります。
受験直前になると、どうしてもペーパーの点数や過去問の出来に目が向きます。
もちろん、最後まで学力を伸ばすことは大切です。
でも、この時期だからこそ、もう一度、「この学校は我が子に合っているのか」「我が家は何を大切にして子育てをしてきたのか」を考えてみてほしいと思います。
小学校受験は、単に試験で点数を取ることだけがゴールではありません。
お子さまがその学校で自分らしく成長していける場所を見つけること。
それも、小学校受験において、とても大切なことだと私は考えています。
本番まであと少し。
ここからは新しいことを詰め込むよりも、これまで積み重ねてきた力を、本番でしっかり発揮できる状態に整えていくことが大切です。
ご家庭もお子さまも、どうか焦りすぎずに。
私たちも最後まで、お子さま一人ひとりの力を見極めながら、サポートしてまいります。


