【小学校受験】失敗や経験から学ぶ

手をつなぐ親子

お子様がミスをした時、どのような反応を示しますか?多くの親御さんは「どうして間違えたの?」と問いただしてしまうのではないでしょうか。しかし、5歳、6歳の子どもにミスの理由を説明するのは難しいことです。

例えば、ペーパーで印ミスをする場合は、事前に印を書いておく習慣をつける必要があります。理解できていない場合は、単元の復習が必要かもしれません。どんなミスをしているのかを親が把握し、適切な対策を講じることが重要です。

また先日、行動観察で「先生から遊んではいけないと言われた物で遊んでしまい、お友達に注意されても遊び続けてしまった」というエピソードをある生徒さんのご家庭から共有していただきました。このような行動が本番で起こる可能性がわかったのは良いことです。

そのために、本番で同じような行動をしないように、お子様にしっかりと説明する必要があります。また、お教室での行動観察でこのようなミスをしたことで、先生からのご注意を受け、お子様も「やってはいけないことだった」と反省していました。このように、実際に失敗することで本番では同じ間違いをしないでしょう。

さらに、よく「全く話を聞かない子と一緒になって話し合いができずに困りました」という相談を受けます。これも本番を想定すると良い経験です。そのような子と一緒になったとき、どう行動すればよいかをお子様と一緒に考える機会になります。

本番ではどのような子と同じグループになるかわかりません。あらゆる状況を想定しながら、どうすれば良いかを考えるチャンスと捉えていただければと思います。