小学校受験のペーパーレッスンをしていると、どうしても気になってしまうのが「スピード」です。
お教室でも、ペーパーが終わると解き終えた子から
「終わりました!」
と元気に手を挙げます。
その声を聞くと、まだ解いているお子さんの保護者の方は
「うちの子、遅いのでは…」
と心配になることもあるかもしれません。
ですが、実際に教えていると、少し意外なことがあります。
それは、スピードが速い子ほどケアレスミスが多いということです。
急いでしまうことで
・問題を最後まで聞いていない
・数え間違い
・消去法で考えておらず正解を探している
こうしたミスが増えてしまうのです。
一方で、
・最後まで落ち着いて考える子
・終わりの合図まで丁寧に取り組む子
・一問一問を確実に解く子
こういうお子さんは、スピードはそれほど速くなくても、全問正解ということも少なくありません。
では、本番の試験で強いのはどちらでしょうか。
「早く終わる子」でしょうか。
それとも「確実に解ききる子」でしょうか。
答えは言うまでもなく、確実に解ききる力を持っている子です。
小学校受験のペーパーでは、
「わかっていたのに間違える」
というミスがとてももったいないのです。
そして、スピードは後からでも伸びていきます。
問題に慣れてくると、自然と処理の速さは上がっていきますし、演習量が増えればスピードは必ずついてきます。
でも、
・丁寧に問題を読む力
・落ち着いて考える力
・確実に答えを出す力
こうした力は、今の時期から意識して育てていくことが大切です。
「早く終わること」を目標にするのではなく、
「しっかり解ききること」
今はその力を大切にしていきたいですね。
もしお子さんがペーパーをゆっくり解くタイプでも、それは決してマイナスではありません。
むしろ、丁寧に考える力の土台ができている証拠かもしれません。
ご家庭ではぜひ、
「早くできたね」よりも
「よく考えたね」
という声かけをしてあげてくださいね。


