夏休みは、小学校受験に向けて苦手分野をじっくり克服する絶好のチャンスです。時間に余裕のあるこの時期に、苦手単元を放っておかず、繰り返し取り組むことで「できる!」という実感につなげていきたいですね。
我が家では、「ばっちりくん」や「こぐま会のひとりでとっくん」などを活用し、苦手単元の反復学習を行っています。ポイントは、“ただ解かせる”のではなく、“理解できているかを言葉で説明してもらう”こと。
たとえば「重さくらべ」の問題であれば、「どうしてこのおもりが一番重いと思ったの?」と問いかけて、子ども自身の言葉で理由を話してもらいます。そうすることで、表面的な解答ではなく、本質的な理解が深まっていきます。
そして何より大切なのが、「できた!」という成功体験を重ねること。難しかった単元でも、「わかるようになったね」「がんばったね」と声をかけることで、お子さんの自信につながります。この“自信”こそが、入試本番での大きな支えになるはずです。
夏の取り組みは、短期間で成果が出にくいこともありますが、コツコツと積み重ねていくことで、秋以降の伸びがぐんと変わってきます。親子で一緒に「できた!」を増やしていける夏になりますように。