小学校受験の対策はいつから始める?塾に通うタイミングとその判断ポイントをご紹介!

お子さまの小学校受験を考えたとき、多くの親御さまが悩むのは「塾にいつから通えば良いのだろうか」ということではないでしょうか。

インターネットで検索しても、「塾に通うのは早ければ早いほうが安心」、「早い段階の詰め込みは良くない」と、さまざまな意見に触れているうちに、正解が分からなくなってしまいます。

そこで今回は、いつから塾に通うのが良いのか、塾に行くべきタイミングの見極め方法、よくある質問に対する回答などを解説します。

【結論】小学校受験で塾通いを始めるべき年齢はいつから?それは「年中の春」

結論からいうと、子どもが小学校受験対策の塾に通い始めるのは、年中の春頃からがおすすめです。

多くの小学校受験対策の塾のカリキュラムは、「年中の春から通い始めて、対策が終わる」よう、逆算して作られているからです。

すべてのカリキュラムを順番に受けたいと考える場合には、年中の春に塾に通い始めなければ対策が十分に間に合いません。

また、子どもが年中の秋を迎えるまでに塾に通っていれば、1年を通じて小学校受験の対策ができるため、年中からスタートするのが一般的です。

しかし、年中の秋の入塾タイミングでは、子どもが塾に慣れる前にカリキュラムがどんどん進んでしまい、身にならない時間も増えるというデメリットがあります。

このような背景から、小学校受験対策の塾には、すべてのカリキュラムを受けるためにも年中の春から、遅くとも年中の秋までには塾に通っていると良いでしょう。

年中の春から塾通いをする前提でのスケジュール例

お子さまが年中の春から小学校受験対策の塾に通い始める、スケジュールの一例をご紹介します。

はじめに、お子さまが年中の春を迎える前までに、塾に通うまでの準備を開始します。

具体的には、塾ごとにどのようなサービスがあるかを調べたり、実際に気になる塾の体験や教室見学に参加してみたりしましょう。

お子さまが年中の春を迎えるタイミングで、実際に塾に通い始め、小学校受験対策を本格的に始めます。

この時期は、お子さまが塾に通い始めて間もないため、塾の雰囲気に慣れることや、ご家庭では塾の復習や単元の基礎学習に時間をかけましょう。

年中の冬には、小学校受験まで1年を切っています。

したがって、志望する小学校の出題傾向や、重要視されるポイントに応じた対策を始めます。

そして、年長の春以降には実践演習に取り組み、志望校に応じた対策を開始するという流れが一般的です。

【注意】塾の種類によって「入塾適齢期」にはズレがある

注意点としては、すべての小学校受験対策の塾が「年中の春からスタートすること」を前提としているとも限らない点が挙げられます。

たとえば、ペーパー問題の対策が中心の塾では、年中の春から通い始める前提でカリキュラムが組まれていることが多いもの。

一方で、行動観察、絵画制作、運動系の対策が中心の塾では、年長からの短期集中で対応する場合もあります。

そのほか、住んでいる地域(首都圏、地方在住など)によっても、入塾する時期は異なります。

地域によって受験対象となる小学校が異なり、塾側の対策も、その小学校に合わせたカリキュラムになるためです。

このように、入塾に適したタイミングは、必ずしも年中の春とも限らないので、気になる塾や家庭教師サービスがある場合には、早めに募集時期やカリキュラムの内容などを問い合わせましょう。

「いつから小学校受験の塾に通うべき?」の決め方3つ

これまで、小学校受験の塾に通うべきタイミングとして、年中の春からがベストであるとお伝えしました。

しかし、「うちの子はマイペースな性格だけど、年中の春からで対策が間に合うのか」「ほかの兄弟の受験タイミングや、仕事のタイミング的に難しい」など、さまざまな理由で、塾に行くかのタイミングを決めきれないこともあります。

そこで、いつから塾に通うかのタイミングを検討する際に、次のポイントを参考にしてみてください。

  • タイミング①:志望校・試験形式から逆算する
  • タイミング②:子どもの発達・性格から見極める
  • タイミング③:家庭のライフスタイルとあわせて始める

以下からは、それぞれのタイミングについて詳しく解説していきます。

タイミング①:志望校・試験形式から逆算する

お子さまが志望する小学校の試験形式から逆算して、塾に通うタイミングを考えると、志望校の受験に必要な内容を順番に学べます。

例を挙げると、志望校がペーパー試験を重視している場合、基礎からの学習が必要になるので、塾のカリキュラムに合わせられる年中の春から通い始めるのがおすすめです。

一方、ペーパー試験があまり重要視されていない小学校を受験する場合、お子さまが年長になってから塾に通っても間に合うこともあります。

このように、受験する小学校によって必要な対策が異なります。

したがって、塾に通う前に小学校の情報を調べておくと、スムーズに受験対策ができます。

タイミング②:子どもの発達・性格から見極める

お子さまがいつから塾に通うかのタイミングを考えるには、成長段階や性格の見極めが必要。

たとえば、落ち着いた性格で長い時間椅子に座っていられる子どもや、先生や大人の話をきちんと聞けるといったお子さまであれば、早めに塾に通っても問題ありません。

しかし、椅子に座っているのが難しく、大人の話を聞くのが苦手な子どもは、塾に通うのはまだ難しい段階です。

そうした活発な子には、体験型カリキュラムがある塾などを探さないといけないことも考えられます。

お子さまの成長速度は、生まれた月や性格によって異なるので、子どもの発達段階や個性に合わせて塾に通い始めましょう。

タイミング③:家庭のライフスタイルとあわせて始める

塾に通うとなると、お子さまだけでなく、親の時間も必要になるので、ご家庭のライフスタイルに合わせて入塾を決めるのがおすすめです。

たとえば、共働き家庭の場合では、親御さまの仕事時間を調整し、お子様を塾へ送迎をする必要があります。

場合によっては、土日クラスがある塾しか選べないことがあるかもしれません。

下の子がいるご家庭では、兄弟同伴OKの教室を選ぶと通いやすいことも。

ご家庭のライフスタイルに合わせて、継続して小学校受験の対策ができるタイミングから、お子様を塾に通わせましょう。

わたしたち家庭教師のクラルス(CLARUS)は、小学校受験対策に特化した家庭教師サービスを提供しています。

ご家庭の負担を軽減するために、送迎付きのコースやご家庭の予定に合わせて柔軟な対応で小学校受験をサポートします。

もしご興味を持っていただけた場合、お気軽にお問い合わせください。

「いつから小学校受験の塾に通うべきか」に関してよくある質問

「いつから小学校受験の塾に通うべきか」に関して、よくある質問から次の2つをピックアップして、ご紹介します。

  • 年少・年中前半みたいに早すぎると逆効果?
  • 年長から小学校受験の塾に入るならいつから?もう遅い?

それぞれの疑問について、以下から回答していきます。

年少・年中前半みたいに早すぎると逆効果?

いいえ。

お子さまが楽しみながら勉強できる環境であれば、年少・年中前半から塾に通っても問題ありません。

この時期の子どもは、遊びを通じて学びを深めることが多く、詰め込みすぎると、勉強に対して苦手意識が芽生えたり、ストレスを感じてしまったりします。

また、子どもの発達段階の関係上、抽象的な事柄を理解するのは難しく、集中力も不安定です。

一般的に、3歳未満の子どもには、10分以上の集中が難しいとされています。

あまりに早い段階で、難易度の高いペーパー問題や抽象的な課題を詰め込みすぎると、学習への拒否反応やストレスの原因になります。

一方、具体物での学びや日常の体験など、日々の生活を通じて、学びを深めることには適している時期。

たとえば、文部科学省が定める学習指導要領「生きる力」内にある、幼稚園教育要領でも、「遊びを通じた学び」が発達上重要であることが明記されています(第2章第3項)。

したがって、たとえば積み木の数を数えてみたり、色つきのおはじきで色の種類を覚えたり、できるだけイメージしやすいおもちゃを使って、学びの基礎を固めるのがおすすめです。

このように、年少・年中前半から塾に通い始める場合には、楽しみながら勉強できる環境の塾を選び、のびのびと学習させてあげましょう。

また、年中の春から塾に通い始める場合、受験直前までの約1年半で平均的にかかる費用は、首都圏では70〜150万円程度。

こうした額は、月謝に加え、模試代、夏期講習・直前講座などを含んだものです。

年長から小学校受験の塾に入るならいつから?もう遅い?

お答えとしては、年長から塾に通い始めても必ずしも遅くはないのですが、塾のカリキュラムでは間に合わない可能性がある、というものになります。

多くの塾では、年中の春から塾に通い、カリキュラムを順番にこなすことによって志望校に必要な対策が終えられます。

カリキュラムの途中から入塾すると、すでに終わっている単元も多く、お子さまが他の子と同じ学習水準に追いつくのが大変です。

そうなると、周りの子どもたちとの「受験対策の慣れ」による差によって、子どもが自信をなくし、成績が思うように伸びないという悪循環に陥ってしまい、本来の実力を発揮できません。

加えて、カリキュラム上の基礎学習が終了しているタイミングの入塾の場合、模試に慣れることや、志望校対策が同時進行となり、基礎的な学習がおろそかになってしまいます。

また、塾によっては、願書添削や面接練習をカリキュラムに含めているところもありますが、こうした単元の受講も間に合わない場合もあります。

私立の人気学校の中には、願書提出時期が早い学校も多く、出願前には塾側での対策が終わっている場合があるからです。

お子さまが年長からでも塾に通うのは必ずしも遅くはありませんが、家庭教師などの個人指導を選ぶと、無理なく対策を進められます。

いつから始めるにしても、親は「小学校受験塾に通う覚悟」を持つ必要がある

親御さまは、「お子さまが小学校受験の塾に通うと、生活リズムが変わってしまう」という覚悟を持ちましょう。

受験期のお子さまをサポートするための、塾までの送迎や宿題の確認、模試の付き添いなど、親が関わる時間や手間が増えるからです。

たとえば、年中の春から塾に通う場合、年長の秋ごろに行われる小学校受験が終わるまで、1年半ほどの時間がかかります。

小学校受験が終わるまでの1年半の間は、お子さまはご家庭で継続的に家庭学習をする必要があるため、お子さまだけでなく、勉強を見る親御さまにも心理的な負担がかかります。

このように、小学校受験は長期戦になるので、受験は親子で取り組むという意識を持ち、家庭で協力して受験対策をしましょう。

小学校受験の塾にいつから通うべきかわからない場合、年齢に関係なく始められる家庭教師がおすすめ!

今回は、「小学校受験の塾に、いつから通えば良いか」について解説しました。

もし、いつから小学校受験対策の塾に通えば良いか分からない場合は、家庭教師サービスを使うのがおすすめです。

塾ではある程度のカリキュラムが決まっているのに対し、家庭教師であれば、子どもの理解度にあわせた「我が子専用」の指導を受けられるからです。

そのため、家庭教師サービスを利用すると、お子さまの年齢や、ご家族の生活スタイルなどに左右されることなく、何歳からでも学習を開始できます。

わたしたち家庭教師のクラルス(CLARUS)は、以下のような指導上の強みで、お子さまの小学校受験をサポートします。

  • 各分野を専任制で指導:各分野のプロが効率的にお子さまの能力を伸ばします
  • 子どもの性格に合わせた指導:お子さまの性格や苦手科目に特化した指導が可能です
  • 子どもの年齢に応じた指導:我が子専用の学習プランなので、いつからでも勉強を始められます

また、クラルス(CLARUS)では、送迎付き家庭教師プランもご用意しています。

送迎付きプランでは、クラルス(CLARUS)のスタッフがお子さまを幼稚園や保育園までお迎えに行き、そのままカフェやご自宅で勉強を指導するので、親御さまが忙しい家庭でも効率的に勉強できます。

このように、私たちクラルス(CLARUS)では、ご家族のライフスタイルに合わせて学習を進められるため、生活リズムを崩さずに学習を始められます。

詳しくは家庭教師のクラルス(CLARUS)公式サイトをご覧いただき、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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