小学校受験の準備をしていると、「なぜ間違えたのか本人が分かっていないかも?」と感じる瞬間があります。実は、子どもが間違える多くの場面には“ある共通点”があるのです。
間違いには必ず「きっかけ」がある
・集中が切れた
・姿勢が崩れた
・考えずに早く終わらせようとした
・設問を最後まで聞いていなかった
こうした小さな“きっかけ”が、ミスにつながっていることは少なくありません。しかし子ども自身は、そのことに気づいていない場合がほとんどです。
「気づかせる」ためのひと工夫:動画を活用する
おすすめなのが、お子様が課題に取り組んでいる様子を動画で撮影し、あとで一緒に見返すことです。
たとえば:
•姿勢が少しずつ崩れていた
•問題を集中して聞いていなかった
•手遊びが始まる等集中が切れていた
こうした変化は、言葉で注意するよりも自分で見て”理解することで、ずっと深く心に残ります。
「自分って、こうなってたんだ!」という発見は、子どもにとって驚きと同時に、成長への第一歩になります。
大抵の場合、意識せずに行っていることが多いという印象があります。
気づいたあとの声かけ
動画を見せたあとは、責めるのではなくこう声をかけてみてください。
•「ここから姿勢が変わってるね。疲れちゃったかな?」
•「このとき、考えずに解いてミスをしていたね。どんな気持ちだった?」
•「どうしたら次はうまくできるかな?」
このように、自分で振り返り、考えさせることで、“自分の課題に目を向ける力”が養われていきます。
お子さまが課題へ気づきを得た時、大きく成長する姿を毎年みてきました。
指摘しても難しいようでしたら、本人に気づかせるよう促されてみてください。