難関私立小学校が求める子ども像とは?

小学校受験のレーダーチャート

最近、難関私立小学校の受験を目指すご家庭から、「どんな子どもが求められているのか?」という質問をよく耳にします。実際に学校が求めているのは、ただ成績が優れている子だけではありません。人格面や態度、取り組む姿勢など、さまざまな要素が重要視されています。

では、具体的にはどのような子どもが求められているのでしょうか?ポイントを4つに分けてまとめてみました。

1. TPOをわきまえた行動ができる

学校生活や日常生活では、周囲の状況を理解し、適切に行動できる力が大切です。例えば、「友だちが困っているときに手を差し伸べる」「授業中は集中し、遊ぶときは思いきり楽しむ」といった、場に応じたメリハリのある行動が求められています。

2. 自立と自律が身についている

「自立」とは、自分の身の回りのことを自分で管理する力。そして「自律」とは、自分で決めたルールや社会の規律を守る力を指します。難関私立小学校では、この2つをバランスよく身につけている子どもが評価されます。たとえば、「忘れ物をしない」「時間を守る」といった日常的な習慣も、その一歩になりますね。

3. 意見や感想を的確に表現できる

小学校受験の場では、自分の考えをしっかり伝える力が重要視されます。与えられたテーマに対して、「なぜそう思ったのか」「どう感じたのか」を自分の言葉で伝える練習を日頃からしておくとよいでしょう。ただ単に話すだけではなく、相手が理解しやすい表現を心がけることもポイントです。

4. 課題に全力で取り組み、楽しむ姿勢がある

難関私立小学校では、学びに対する前向きな姿勢が重視されます。与えられた課題や取り組みを「どうやったら楽しめるか」「もっと工夫できるか」を考えながら進める力があると、大きなプラス評価につながります。結果だけでなく、プロセスを楽しむ姿勢が大切です。

このように、難関私立小学校が求める子ども像には、学力以上に「人格的な成長」や「人間としての基礎力」が大きく関係しています。お子さんがこれらの力を少しずつ身につけられるよう、日々の生活の中で意識的にサポートしていけると思いますので、次のブログでは実際の日々の生活でどのように取り入れたら良いのかを書いていきたいと思います。